2018年の振り返り! 経済・世の中の流れなど解説!

2018年の振り返り! 経済・世の中の流れなど解説!

ファイナンシャルプランナーのマネブロです。

 

今回は2018年も終わりということで、2018年を振り返りたいと思います。

 

今回は内容も多く、少し難しく感じることがあるかもしれませんが
「そういえばそんなニュースもあったな〜」というくらいで
読んでいただければと思います。

 

まずは昨年末から今年末にかけての株価や為替などの推移を振り返ります。

 

日経平均株価
22,764.94円(2017年末) → 20,014.77円(2018年末)
NYダウ
24,719.22ドル(2017年末) → 23,062.40ドル(2018年末)
米ドル
112.67円(2017年末) → 111.04円(2018年12月27日)
フラット35
1.34%(2017年12月) → 1.41%(2018年12月)

 

世界的な株安、円高、金利上昇した2018年を表した推移となりました。

世界の話題の中心となったのは今年もやはり「アメリカ」でした。
トランプ大統領の政策や言動などに相場は大きく揺れ動きました。

6月12日にシンガポールにて開催された史上初のアメリカと北朝鮮の首脳会談である
米朝首脳会談」がありましたが、いまだ関係性は良いとは言えません。

さらにもう1つの超大国である中国との関係性も改善されず
貿易戦争」に世界が翻弄されました。

好景気と今年10月に史上最高値を記録したNYダウも年末には若干の陰りも見え
来年もアメリカ景気や為替の動きは要注目です。

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日本では昨年に「2018年は〇〇元年」と言われていました。

それは「仮想通貨元年」「副業元年」です。

昨年大きく値上がりしたビットコインに代表される仮想通貨(暗号資産)ですが
200万を超えてから下落が続き、現在は40万円前後まで落ち込んでいます。

日本のいくつかの仮想通貨に関連した業者の不祥事が相次ぎ
仮想通貨バブルを引っ張っていた日本人投資家が撤退してしまったことが痛手となりました。

世界的にも法整備や規制を固めていく途中のため、まだまだ不安定な資産ではありますが
日本政府が推進する「キャッシュレス決済(クレジットカードや電子マネーなど)」の普及次第では
今後新たな動きがあるかもしれません。

 

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もう一つの副業元年ですが、こちらは進展があったように思います。

今年1月に日本政府が出した副業ガイドラインも登場で
大企業や自治体で副業を解禁する企業が続々現れ、税金や法律面でも
副業・個人事業主を後押しするような話題も出てきました。

「働き方改革」というフレーズが登場しましたが
日々お会いするクライアントさんからも転職から副業・独立まで
働き方に関するご相談を多くいただいた1年でした。

 

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そして、年間を通して「専門家との付き合い方」を考えさせられるニュースも多かったです。

金融業界を騒がせたのは何といっても「スルガ銀行の不正融資問題」でした。

地方銀行の優等生」とまで言われていたスルガ銀行ですが、不動産業者からは
「どんなお客様でもローンを通してくれる」という評判があり
そのカラクリが明らかになった形です。

不動産会社についても不正融資に関連した無理な不動産投資の提案や
建築したアパートの大規模な手抜き工事が明らかになるなど不祥事が相次ぎました。

金融も不動産も、動かすお金の大きさや専門性の高さなど
一般的な顧客にとっては悩みの大きな要素だと思います。

長いお付き合いでクライアントさんを守るべきFPとして
責任の重さをより感じました。

専門家が二極化する背景としては「世の中がまだまだ好景気とは言えない」ことと
時代の変化」が挙げられると思います。

今まで稼げていたビジネスで稼げなくなった」企業・専門家が多くなっています。

 

わかりやすいのは銀行です。

平成元年の世界の企業時価総額ランキングではトップ10のうち5社が日本の銀行でした。
現在はトップ50でも日本の銀行はない状況です。

世界でもトップクラスに稼いでいた日本の銀行も不景気・低金利・他業種からの新規参入など
平成はかなり苦難の時代でした。

一方で経営を維持するためには収益目標があり、その収益目標は現場の営業マンに落とし込まれます。
そうした状況の中では「良い担当者」に出会うことが難しくなっているように思います。

 

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また、2018年は災害も多い一年でした。

史上最大規模の台風が多く発生し、これまで台風被害とは無縁だったエリアでも
多くの被害がありました。

また6月の大阪北部地震や9月の北海道地震と大規模な地震も発生し
防災・事前対策の重要性を感じました。

さらに観測史上最高の猛暑もありました。

毎年京都の清水寺で発表される今年の漢字で「」が選ばれたのも納得の1年です。

 

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いよいよ来年は平成が終わり新しい元号が始まります。
今回取り上げたニュースの多くは来年にも関連してくるニュースであり
「今年が終わればもう安心」とは言えないものです。

未来を予測することは難しいですが、世の中の流れ・変化を見ながら
起こりうるリスクについて対策を打つことは可能だと思います。

来年も引き続き「10年以上のお付き合い」をさせていただく中で
不安要素を取り除き、皆様がよりプラスになるように引き続き
情報発信をさせて頂ければと思います。

来年もよろしくお願い致します。