iPhone1台で月収が飛んでいく!?

iPhone1台で月収が飛んでいく!?

ファイナンシャルプランナーのマネブロです。   
 
最近あった経済に関するニュースについてお話しします。  
 

今回はこちらのニュースです。  
 
 
iPhone価格、10年で3倍の19万円 日本人平均月収の6割」 

 

14日に発表されたiPhoneの新型「13」ですが、今までの最高額を上回る
19万4,800円のモデルが登場し話題になっています。

ニュースにもあるように、日本人の平均月収の6割に相当する「高級品」であることが目を引きますが、この話には2つ経済のトピックがあると考えています。

 

1つは元の記事にもあるように、「日本の経済状況」です。

 

世界の先進国がこの10年ある程度物価や賃金が上昇を続けている中
日本はいずれも伸び悩んでいます。
これがiPhoneと賃金での比較で顕在化しているということです。

 

資産形成のお話で為替についてお伝えする際に

 
物価上昇が続くと、円だけを持っていると実質的な資産の目減りにつながる
 

という考え方もお伝えしますが、今回の事例は非常にイメージしやすいと思います。

 

2つ目は「iPhoneの戦略」です。

 

最高額の19万4,800円が話題になっておりますが
その金額であるiPhone13 Pro Maxの最安値は134,800円です。
差額の理由は容量で、最安モデルは128GBで最高モデルは1TBです。

ではその差6万円を出さないと約900GBほどの記憶媒体が手に入らないかというと
例えばUSBメモリや外付HDDなどを見ると同程度の容量でそれこそケタが違うような
安価なものも存在します。

 

もちろん半導体不足やそもそも商品自体が違う、というのもありますが
その他スマートフォンと違い、端末に外部記憶装置をつけて持ち運びをさせない
iPhoneの利益でみた強みです。

 

世界的に見ると1割ほどのシェアであるiPhoneですが
日本では約5割ですので、Applekにとっては日本のユーザーは
「お得意様」です。

 

このように1つのニュースで日本と世界を取り巻く様々なお金の話が
関係します。

 

今回の話題に関連して、「通信費」などの支出、

貯蓄」「資産形成」などの資産、「働き方」などの収入など
気になることがありましたらお気軽にご相談下さい。