増える働く人

増える働く人

ファイナンシャルプランナーのマネブロです。

今回は2018年に関するニュースをお伝えします。
 
さて、年が明けて2018年となりますが、日本の経済について
興味深いニュースがありましたのでお伝えします。
 

『人口減でも増える労働力 18年最多へ』
こういったニュースが12月31日の日経新聞で掲載されていました。
 
何年も前から日本の人口が減少、というニュースは取り上げられていますが
意外にも働いている人(就業者数)はここ数年で増え続けていて、2018年に過去最多となるようです。
 
理由としては、「生産年齢人口」と言われる15〜64歳の現役世代は減少しているものの
65歳以上のシニア層で働く人が増え、仕事を続ける・復帰する現役世代の女性も増えたためです。
なかなか上がらない給料や老後への不安などもあり、幅広い世代で働く人が増えているようです。
 
 
色々な要因はありますが、国が発展するには働く人が多ければ多いほど良いので
日本の経済にとっては良いニュースともいえます。
 
ただし、この状態がずっと続くということはなさそうです。
人口統計などからの予想では、この就業者数の増加は2020年頃から減少に転じ
2025年以降には2008年のリーマンショック後の低水準を下回るところまで減少見込みのようです。
 
 
国としては、働く人を増やして国力を維持するために、様々な制度を変更して働く人を増やそうとしています。
 
例えば、来年から制度の変わる『配偶者控除』で働く女性を増やそうとしたり
公務員の定年を今後65歳に延長することで、民間企業に対しても定年を延長することを推奨しています。
 
ただしその反面、高所得層・富裕層への課税強化を進め、「取れるところから取っていく」動きが加速しそうです。
 
 
このように『働く』というテーマだけで見ても日本の状況は変わっていっています。
時代の変化に対しても10年以上のお付き合いで継続的に様々な手を打っていきたいと考えていますので
引き続きよろしくお願い致します。