仮想通貨の大事件！

ファイナンシャルプランナーのマネブロです。

今回は仮想通貨についての話題をお伝えします。

ここ何年かでビットコインを代表に話題になっている仮想通貨ですが
仮想通貨に関連するこのニュースが大きく取り上げられました。

「コインチェック、不正流出の疑い調査　数百億円規模」

コインチェックとは仮想通貨の取引所大手の会社です。
簡単にいうと、インターネット上で仮想通貨を売り買いする場所を提供していて
合わせてお客さんの仮想通貨も預かる仕事をしている会社です。

出川哲朗さんのCMで話題になりましたね。

そのコインチェックが26日に不正アクセスによって
580億円相当の仮想通貨を引き出されたというのが今回のニュースです。

銀行に例えるとある日突然残高がゼロになってしまったようなイメージです。
被害者数としては26万人にも及ぶとのことでした。

本日のニュースでは約460億円分は日本円で返金するという話が早くも出ていますが
今回の事件をきっかけに、CMでの宣伝を積極的に行う一方でセキュリティー対策が不十分だったということや
金融庁の登録(お墨付き)を届け出ていたものの認可をまだもらっていなかったことが知れ渡ってしまいました。

仮想通貨については、技術的な部分を含め全てを理解することは難しいですが
どの投資に関しても「リターンと危険性は背中合わせ」だということを再度認識するべきだと思います。

世の中にはたくさんの投資話がありますが、「儲かりそうな」話ほど注意すべき危険性があります。

そういった話を聞いた時「この利益を得るのには他にはどういう投資があるのだろう？その投資なら自分はするか？」
ということを考えていただきたいです。

例えば、月利１％＝年利１２％の投資でいうとだいたい１年前のブラジルの国債が近い利回りでした。

他には「１年で倍になります」という投資話があった時、これは年利１００％になるわけですが
同じような利回りでいうと、ギリシャ危機の時のギリシャ国債が同じくらいの利回りでした。
結局は破綻しませんでしたが、この国債を買ってしまってギリシャが破綻してしまうと
投資金額を全額失う可能性もあります。

さて当時お金があれば、ギリシャ国債を買っていたでしょうか？

結局投資に関しては「自己責任」という話になってしまいますが
長いお付き合いを腹に決めている方には、
「プランニングを実現するために必要なのか？」という観点でアドバイスをさせていただくことはあります。

ますます様々な情報が飛び交う今の世の中で、プランニングの実現を第一に
情報発信やサポートを今後もさせていただきますのでよろしくお願い致します。