ミックスローン 借換シミュレーションでお得になる?!
- 2018.09.01
- 住宅ローン通信
ファイナンシャルプランナーのマネブロです。
今回も住宅ローンに関する情報を配信させて頂きます。
まずは9月フラット35の金利情報です。
<<フラット35(物件価格の9割以下借入)>>
借入期間 21年~35年
→ 1.39% (前月比 +0.05%)
借入期間 ~20年
→ 1.31% (前月比 +0.02%)
「住宅ローンの金利はどうなる?」にて取り上げましたように
固定金利であるフラット35の金利が上昇しています。
新規借入・借換いずれに関しても今後の金利動向に注目です。
さて、今回は「ミックスローンの借換でのメリット」についてお話しします。
今組んでいる住宅ローンの分析をさせていただくにあたって
『ミックスローン』で契約しているクライアント様が時々いらっしゃいます。
ミックスローンは『変動金利』と『固定金利』を組み合わせたローンの組み方です。
例えば4,000万円の借入に対して、変動金利2,000万円・固定金利2,000万円で組む、という方法です。
「将来金利が上がっても変わらなくてもどちらでも良いように半分ずつにしましょう!」
という提案を銀行で聞いて、こうしたミックスローンを組んだ方が多いのですが
ここ何年かの低金利化で世の中の固定金利が下がり、借換をするとメリットが出るケースがあります。
ここ最近の事例ですと、ご相談いただいたクライアント様が
5年前にミックスローンで住宅ローンを契約していました。
金利としては固定2.35%・変動0.775%で、固定金利が今よりも高かったため
フラット35に全て借換することにより諸費用を考慮しても【約50万円】のメリットが出ました。
金銭的メリットも出ながら、変動金利の上昇リスクも取り除くことができて
クライアント様にも喜んでいただきました。
ちなみにフラット35では借換に対する融資手数料や登記費用など
ほとんどすべての費用も借りることができるので、手持ち金がほとんどなくても
メリットを出すことができます。
無駄なお金のひとつである「金利」に対しては手を打つと
何十万、何百万円と将来の支払金額が変わるので
引き続き情報をお伝えできればと思います。
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