ながらスマホの事故 自転車保険以外にも対応できる保険がある?!

ながらスマホの事故 自転車保険以外にも対応できる保険がある?!

ファイナンシャルプランナーのマネブロです。

最近あったお金に関するニュースについてお話しします。

 

今回はこちらのニュースです。

 

ながらスマホの自転車死亡事故、元大学生に有罪判決

 

昨年12月に神奈川県川崎市にて自転車の危険運転をしていた大学生が
歩行者にぶつかって死亡させてしまった事件がありました。
今回この事件に対して、有罪判決が出たようです。

 

この危険運転が自転車に乗りながらスマートフォンを操作していた『ながらスマホ』だったことで
話題になっていたニュースですが、記事によるとこのような文言がありました。

 

『被告の家族が加入する保険で賠償が見込まれる点などを考慮し、
執行猶予つきの判決が相当だと結論づけた。』

 

この文章に登場する保険ですが、断定はできないものの
個人賠償責任保険と呼ばれる保険だと思います。

 

この保険は「他人を傷つけた、もしくは他人の物を壊した時」に保険金が支払われるもので
適用範囲が意外と広い保険です。

 

事例でいうと

・飼い犬が他人を噛んで怪我をさせた
・買い物中、お店の商品を壊した
・自転車で歩行者を傷つけた

このようなケースにも補償されています。

 

今回のような重い過失のある事例にも実際に対応できるかは不明確ですが
通常の自転車事故には基本的に対応可能です。

 

この個人賠償責任保険ですが、単独で契約するよりも
自動車保険や火災保険の特約(オプション)で契約することができ
割安な保険料で契約できるケースが多いようです。

 

このため、最近話題の『自転車保険』の代わりにこの特約をつけることで
万が一自転車で事故を起こしてしまった際の備えになります。

 

しかも1契約で「同居の親族全員」「別居の未婚の子」が使うことができるので
お子様が遭ったトラブルに対して、親御さんが自動車保険で契約していたこの特約で
対応することができたケースもあります。

 

今回取り上げたニュースは特殊なパターンですが
万が一のトラブルがあった時に今契約している保険が使えるかどうかはとても重要です。

 

自転車保険の加入を義務化する自治体が増えたり
最近の自然災害で火災保険・地震保険を調べることが増えたり
損害保険全般が注目されている時期かと思います。

こうしたニュースや情報などは引き続きお伝えできればと思いますので
今後ともよろしくお願い致します。