住宅ローン、延滞すると金利が跳ね上がる!?
- 2020.05.02
- 住宅ローン通信
ファイナンシャルプランナーのマネブロです。
今月も住宅ローンに関する情報を配信させて頂きます。
まずは5月フラット35の金利情報です。
<<フラット35(物件価格の9割以下借入)>>
借入期間 21年~35年
→ 1.30% (前月と同じ)
借入期間 ~20年
→ 1.23%(前月と同じ)
団信が金利組込み型となっていますので団信を付保しない場合は
上記金利-0.2%となります。
ここ何年か住宅ローンは低金利が続いていますが
固定金利よりも変動金利の方がさらに低いので
変動金利を選択している方は多いです。
ですが、注意することがありまして
「実は変動金利はここ何年も下がっていない」という事実があります。
「え、低金利時代で下がっているんじゃないの!?」
と思われるかもしれませんが、実際目に見える金利は下がっています。
ですがこれは「金利優遇幅が年々大きくなっていたから」です。
例えば「変動金利だと0.675%で住宅ローンが組めます」という案内が
銀行から言われた時、厳密にいうと基本金利2.475%から
『金利優遇』で1.8%金利が低くなっているだけです。
そして、この金利優遇は銀行によっては
「延滞を1回しただけで取り消し」という
契約内容になっています。
もし、住宅ローン3,000万円を先ほどの条件の変動金利で組み
10年経って延滞等で金利優遇がなくなったとすると
毎月返済は約8万から約9.9万に跳ね上がります。
固定費が2万円近く上がってしまうということです。
もちろん、一回の延滞で銀行が何の連絡もなしに
いきなり金利を上げることはないのですが
多くの変動金利が金利優遇ありきで金利が低くなっているので
景気による金利上昇リスク以外にもリスクとして意識しないといけないところです。
一方フラット35を含む固定金利については、金利優遇を大きくつけず
契約時の金利水準で金利を据え置いています。
長いお付き合いをするクライアントさんには
プランニングの中ではできる限り固定金利で
安心の資金計画を立ててあげたいですね^^
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