住宅ローンの金利はどうなる?
- 2018.08.05
- 時事トピック
ファイナンシャルプランナーのマネブロです。
最近あったお金に関するニュースについてお話しします。
今回取り上げるニュースはこちらのニュースです。
『長期金利0.120%に上昇 1年半ぶり高水準』
これだけ見ると何のことかわかりにくいですが、このニュースから
今後世の中の金利が少しずつ上がっていく可能性が出て来ました。
そもそもの発端は7月31日に日本銀行で金融政策決定会合という会議が開かれ
「今よりある程度の金利上昇は容認する」ことを決めたためです。
そもそも日本の金利は日本銀行がコントロールすることができるので
日本銀行が上がっても良いと言うことは金利が少し上がるのは確定的で
そのため始めのニュースのように金利上昇のニュースが出たということです。
金利でいうと多くの方の生活に関係するのは住宅ローンだと思いますが
さっそく8月の住宅ローンで金利を上げている銀行が出てきています。
住宅ローンの中でも固定金利は世の中の金利動向に連動しやすいので
こういった場面ではすぐに影響があります。
反面変動金利については銀行が設定する金利を元に設定しているので
今回くらいの金利変動では意外にも上がらないです。
ただ、今後長期的にみたとき非常に低金利な世の中の金利は上昇していくことが想定されるため
変動金利も上昇していくと思われます。
そうなってくると毎月の返済金額も上がっていくため、家計を圧迫してしまい
固定金利に切り替えようとしても先に金利が上がってしまっているため手が打てない、という状況になってしまいます。
こういったリスクを避けるため、現状の低金利なうちは固定金利を選んでいくことで
将来の計画も立てやすいのでFPの立場としては固定金利で組むことをお伝えすることが多いです。
今回のニュースはあまり大きく取り上げられているニュースではないですが
世の中はどんどん変化しています。
目先のことだけでなく長期的な視野に立ったプランニングを今後もさせて頂きますので
今後とも宜しくお願い致します。
(参考ニュース)
『長期金利0.120%に上昇 1年半ぶり高水準』
-
前の記事
お金の地域格差、広がる 2018.07.29
-
次の記事
住宅ローンの金利交渉 2018.08.07