トルコ・ショック!
- 2018.08.13
- 時事トピック
ファイナンシャルプランナーのマネブロです。
最近あったお金に関するニュースについてお話しします。
今回取り上げるニュースはこちらのニュースです。
『トルコショック、市場を揺らす
リラ、一時2割下落 新興国・欧州へ波及警戒』
観光地としても有名なアジアとヨーロッパの中間に位置するトルコの通貨、トルコリラが暴落しました。
米ドルとの為替レートで20%、日本円とのレートで約15%価値が下落しました。
これは米ドルでいうと、数日で110円が88円になったくらいの値動きです。
ことの発端は、トルコでテロ関与の疑いで米国人牧師が拘束されていることを受けて
トランプ大統領がトルコに対して経済制裁をする声明を発表したことです。
経済制裁というのは貿易に対する圧力で、トルコは自国通貨よりも外貨に頼っている国なので
貿易がスムーズに進まないと困る国です。
このため、
「アメリカに貿易で圧力かけられたらトルコも危ないんじゃないか?」
ということで一気にトルコリラが売られ、価値が暴落した形です。
遠い国の出来事で一見関係なさそうなニュースですが、
個人の投資家で影響を受けている方はかなり多いと思います。
トルコ関連の投資商品は以前から年利10%を超える高金利のため『売れ筋商品』だったことから
銀行や証券会社で資産運用している方で現在もしくは過去に保有していた人は多いです。
今回の暴落で大きな損失をかかえた方は多いと思われます。
トルコリラは今回大きく価値が下がってしまいましたが、外貨を一部保有すること自体は間違いではないと思います。
ただ、目先の金利や儲けではなく、長期的な視野でどう活用するかを考えて選択することが重要だと今回のニュースで改めて感じました。
引き続き海外の情勢についても最新情報をお伝えできればと思いますので今後ともよろしくお願い致します。
-
前の記事
住宅ローンの金利交渉 2018.08.07
-
次の記事
お金をトラブルから守る方法 2018.08.20