住宅ローンの金利交渉
- 2018.08.07
- 住宅ローン通信
ファイナンシャルプランナーのマネブロです。
住宅ローンについて、よくご相談をいただきますが、今の低金利と使い勝手の良さで
『フラット35』を提案させていただくことが多いです。
住宅ローンの考え方、フラット35の詳細については今後配信させて頂きます!
さて、まずは8月フラット35の金利をお伝えします。
<<フラット35(物件価格の9割以下借入)>>
借入期間 21年~35年
→ 1.34% (前月比 0.00%)
借入期間 ~20年
→ 1.29% (前月比 0.00%)
今回は「住宅ローンの金利引下げ交渉」についてお話しします。
低金利が続く住宅ローンですが、契約したタイミングが数年も変わると
大きく金利が違っているケースもあります。
そんな時に、より金利の安い他社住宅ローンに乗り換えて金利を下げ
金利負担を下げる「借り換え」という方法がありますが、
そのほかにも金利を下げる方法があります。
それは「金利引下げ交渉」です。
現在住宅ローンを借りている銀行に住宅ローンの金利を下げて欲しい、と
交渉をすることですが、意外と簡単にチャレンジすることができます。
ポイントとしては
・契約している金利が最新の金利より高い
・他行への借り換えを検討している
・他行へ借り換えるとメリットが出る
ことをアピールすることです。
ここ最近ご相談いただいたクライアント様に
この金利交渉をチャレンジしていただきました。
11年前に地方銀行で1.675%の変動金利で契約されていて、
0.5%を切る変動金利も出ている現在ではかなり金利が高い契約となっています。
固定金利のフラット35で借り換えてもメリットが出ますが
契約内容が特殊なパターンだったので今回は金利交渉にチャレンジしてもらうことになりました。
流れとしては
①銀行に金利見直し希望の電話をする
②銀行の店舗にて、見直しの意向を伝える
③必要書類の案内、いくらまで下げられるか審査待ち
④結果が出てから金利変更の手続き
という動きです。
②のタイミングでは具体的に相談をしている金融機関の
借り換えシミュレーションがあったほうがスムーズなので
今回のクライアントさんにはフラット35の借換シミュレーションを持参いただきました。
結果としては金利1.675%が0.975%まで下がり
【約300万円】のトータル返済金額削減に成功しました!
方法としてはフラット35への借り換えシミュレーションを持参し
「金利が高いので借り換えを検討している」ということを伝えただけです。
銀行によって審査内容は変わるので、どの程度金利が下がるかはまちまちですが
ほとんど費用もかからない金利引下げ交渉はチャレンジする価値があると思います。
金利交渉を活用できると、たとえ1%を切っている変動金利でも
メリットを出すことができますので、住宅ローンを契約して数年経っている方も
ぜひチャレンジしてみてください!
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