変わりゆく鉄道経営
- 2018.03.18
- 時事トピック
ファイナンシャルプランナーのマネブロです。
今回は鉄道に関するニュースをお伝えします。
先週3月17日からJR各社でダイヤ改正が行われました。
JRは北海道・東日本・東海・西日本・四国・九州と6社の鉄道会社に分かれていますが
その中で特に大きな改正があったのはJR九州です。
今回のダイヤ改正により、利用者の少ない区間で運行本数を117本減らします。
理由としては、事業の収支改善のためです。
1987年に民営化してからずっと赤字続きでこれまでも国が設けた基金の運用益や
その他事業の収益で赤字補填を指摘して来ましたが、人口減少によりさらに経営が厳しくなったことから
今回の大きなダイヤ改正に踏み切ったとのことです。
JR四国やJR北海道も経営が苦しく、JR九州と同じように運行本数を減らしていくことが今後増えそうです。
民営化により、経営の合理化やこれまでできなかった事業への算入など
メリットが多い半面、利用者にとってはマイナスの影響も出て来ているようです。
同じような鉄道の民営化で、今年4月から大阪市営地下鉄の民営化がスタートします。
大阪市を中心に8つの路線で幅広いアクセスをカバーする大阪市営地下鉄ですが
実は既に経営努力により2003年から黒字転換している企業です。
このため、民営化により運賃の値下げや関連事業での収益増など
前向きな変化が期待されています。
とはいえこのようにうまく黒字企業として経営が成り立っているのも
大阪という中心地の鉄道会社という点が大きいです。
今後の日本の状況を踏まえると人口が減って地方の様々なサービスが縮小・廃止され
住みにくくなることでさらに地方から都心に人が移動してしまう状況が予想されます。
ライフイベントの中で今まで行ったことのないエリアに引っ越すこともあるかと思いますが
そのエリアに関するタイムリーな情報をお伝えしたり、そのエリアのFPと連携するなど
今後もサポート体制をより整えていきますのでそう行った際はお気軽にご相談ください。
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