久しぶりの円高!
- 2018.02.18
- 時事トピック
ファイナンシャルプランナーのマネブロです。
今回は外国為替についての話題をお伝えします。
ここ最近、円高ドル安が進んでいます。
昨年末113円台だったドル円レートが2月16日、105円台となりました。
2月18日現在では106円台に戻っていますが一気に円高に傾いたので市場は大きなショックを受けています。
同じ時期でアメリカを中心に世界の株価も大きく下落しました。
特にアメリカの株価については、トランプ大統領就任から上り調子だったため、こちらも大きなショックを
与えました。
いずれの問題もきっかけとなったのは「アメリカの長期金利上昇」です。
昨年から少しずつ上がっていたアメリカの金利ですが
7日に「軍事関連費を中心に2018,2019年の歳出予算を引き上げる」ことが決まりさらに上がりました。
簡単にいうと「今年・来年に使う予定金額を例年より上げる」ことを決めたということです。
トランプ政権では景気を良くするために大幅減税を決めているため
国の収入が下がる一方、支出が下がることが決まったわけです。
そのため、「アメリカの財政大丈夫なの?」ということでアメリカの国債が売られ、金利も上昇
リスク資産である株やドルも売られ、安全資産といわれる日本円にお金が集まったようです。
これまでもそうだったように、市場で何かトラブルがあると日本円にお金が集まり
円高になるという展開は続きそうです。
ただ、2012年からの日本の株高・円安を主導して来た日本銀行の黒田総裁の続投がほぼ決まり
「日本はまだまだ金融緩和で円安にしていく動きを続けそうだ」ということで
円高の流れは和らいでいくと思われます。
為替の動きを短期的に読むのは難しいですが、
プランニングの実現のためにドル資産の保有をお伝えしている方に関しては
長期的な目線での活用を想定しておりますので
一時的に為替変動があってもご安心いただければと思います。
引き続き、世の中のお金に関する最新情報の発信を
させていただきますのでよろしくお願い致します。
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