あなたの年収が60%減!?

あなたの年収が60%減!?

ファイナンシャルプランナー・マネブロです。

今回は税金についての情報発信をさせていただきます。

11月に入り、会社にお勤めの方は『年末調整』という手続きをされているかと思います。

この時期は、毎月天引きで引かれていてあまり気にしていない税金等の国への支払うお金について意識するタイミングかと思います。

ところが近い将来、年末だけでなく毎月の天引きですら無視できない事態になる可能性があります。

どういうことかというと、お勤めの方は年金保険料を毎月天引きで支払っているかと思います。

この保険料ですが、一定の保険料率で毎月の収入から引かれています。

この保険料を元に日本の年金制度が維持されているのですが

実はここ10年ほどで少しずつ保険料率が引き上げられ、今年10月から18.3%に引き上げられて一旦引き上げが終了となります。

ところが、国として「この水準で保険料が入れば年金制度はこんな感じで維持できます」という試算が5年に一回実施されているのですが、試算パターンによっては前提条件がかなりポジティブ過ぎたり年金支払いの原資になっている積立が約60年後に底をつくようなケースもあります。

積立がなくなるような年金制度では国民年金を払っている人を中心に年金保険料を未納する人が今まで以上に続出することが予想するため、年金保険料を再度上げて「年金制度はこうすれば破綻しませんよ」という試算を作り直す必要があります。

先ほど5年に1回とお伝えしたこの試算、次の実施予定は2019年です。

ということは、早ければ2019年の試算を元に年金保険料を再度上げるスケジュールが組まれる可能性があります。

年金制度以外の健康保険や介護保険など保険料を上げなければ維持できないと言われているその他制度も同じように引き上げがされることを考慮すると、報道によっては「収入の6割が天引きされる時代が来るのでは?」という話も出ています。

もし実現してしまうと月収30万が手取り12万になるという異常事態です。

『天引き6割時代』については確たる試算ではなく、あくまで噂レベルの話ですが「今のままで国の制度は安心でしょう」と思う方はいらっしゃらないと思います。

世代によっては老後を含めた将来のことをイメージすることはなかなか難しいかもしれませんが「そのうち」ではなく「今のうち」に将来のため手を打っていく必要があります。

直近できることとして、「年末調整」や「確定申告」で国の制度をうまく活用すると数万円~数十万円単位でメリットが出ることもあります。

このため、年末年始のタイミングでぜひ一度お話しできればと思いますのでお忙しい時期ではありますが、お時間いただけるようよろしくお願い致します。